沿海地方の芸術家の絵画

ウラジオストクの芸術家はつねに、船乗りと並ぶほど有名な存在でした。現在、絵画芸術はウラジオストクの文化面でも最も輝く存在のひとつとなっています。地理、歴史、大陸と大洋、西と東といった境界に立つウラジオストクの立場といったものがインスピレーションの目に見えない源になっています。大洋に開けた地平線、60年代からすでに自由の空気がふきはじめていたことが、V.フョードロフやクリル諸島で活動した「シコタン一派」にとっての、彼ららしい独特の芸術を支える環境となったのでした。自然に囲まれ、様々な民族の世界観が交差する場所では、ユニークな文化が発生し、太平洋に囲まれた当地でもそうであったように、固有のエネルギーや神話が誕生するのです。

沿海州の芸術家は、自分なりの新しい手法を開拓しながらも、ロシア正統派絵画芸術の優れた特徴を守り続けています。それは50年以上にもわたってウラジオストクの専門家レベルを高い位置に保っている芸術専門学校や芸術大学のおかげでもあります。また新しいアートギャラリーの展示活動を通じて、極東現代芸術という概念そのものがうまれました。沿海地方の芸術家の特徴は、芸術的にユニークであること、創造の自由さ、さまざまな流派やスタイルの幅が広いという点にあります。そのため古典的なヨーロッパの伝統との組み合わせはもとより、東洋各国の文化ともマッチするのです。この意味では沿海州の芸術は、特有のジャンルとすることができ、極東におけるロシアの芸術とは言い切れません。むしろ、ロシア極東芸術ということができるでしょう。

画家、版画家、写真家の作品は、ウラジオストクと沿海地方の表情豊かな姿が映し出され、それは一目見ただけで魅了されてしまうようです。セルゲイ・チェルカソフ、ウラジーミル・スタロヴォイトフ、エフゲーニー・オシポフとオクサナ・オシポワによる街の風景画、ヴィクトル・ウビラエフ、イリヤ・ブトゥーソフ、ヴィタリー・メドヴェジェフによる美しい海沿いや島の景色、リディヤ・コジミナ、ワレーリイ・シャプラノフ、フョードル・モロゾフ、ジョン・クドリャフツェフ、ローラ・ベロイワン、アレクセイ・オヌフリエンコのユニークな作品…沿海州の優れた芸術家たちのことを一言で紹介するのは、到底無理なようです。

しかし彼らの作品は、現代美術アートギャラリー「アルカ」、沿海地方芸術家同盟展示場、「ニューギャラリー」など、ウラジオストク市内中心部にあるギャラリーや展示会・サロン等で目にすることができます。

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