テキスト:マリア・ヴォロディナ、エレナ・ベロヴァ; 写真:アシャ・オルローヴァ

沿海州の州都・ウラジオストク市は、旅客機又はフェリーに乗って行けます。S7航空の成田発・ウラジオストク便は週3便で、片道3時間半です。また、近距離を踏まえると、ソウル経由の便もかなり便利です。ソウル発・ウラジオストク便は大韓航空・アシアナ航空・S7航空・オーロラ航空が飛ばしており、所要時間は約3時間です。時間に余裕がある場合、フェリーに乗って、境港(鳥取県)から東海市(韓国)経由でウラジオストクに2日間で行けます。同フェリーは週1便で、オペレーターはDBSクルーズフェリーです。

現地時間は日本より1時間早いです。ようこそ、ウラジオストクへ。

ウラジオストク国際空港

ウラジオストク国際空港は 同市から38キロ離れたクネヴィチ村の付近にあります。新空港ターミナルは数年前のAPEC会議に合わせて建設されましたが、現在、沿海地方州都の最も近代的かつ綺麗な建物の一つとなっています。受入側があなたを空港で迎えましたら、公共交通機関は恐らく不要となりますが、念のため、空港からウラジオストクへのアクセス方法をご案内しましょう。

バス

ウラジオストク中心部への最も安いアクセス方法は、ウラジオストク駅行きのバス第107号に乗ることです。運賃は100ルーブル、所要時間は1時10分です。

タクシー

タクシーは旅行者にとって最も快適な手段です。「個人業者」のしつこい勧誘を無視して、空港の正式な乗客運搬業者のサービスをご利用ください。担当者のカウンターは国内線ターミナルの出口のそばにあります。ウラジオストクまでに運賃は1500ルーブルです。この業者は24時間営業中で、出張者は領収書等も取得できます。

これからウラジオストック市にも、タクシー 配車 アプリ 「ヤンデクス・タクシー(Yandex Taxi)」、「ゲット・タクシー(Get Taxi)」、「イン・ ドライバ(in Drive)」と言う モバイルサービスをご利用して下さい。

電車

渋滞を避けながらウラジオストクに到着したい場合は特急列車をご利用ください。鉄道駅は空港ターミナルに直結されていますので、外に出る必要はありません。 所要時間は55分、運賃は350ルーブル(大人)又は88ルーブル(子供)です。ホームへの出口のそばには切符売り場がありますが、あそこでチケットを買ってください。電車の始発と終電はそれぞれ午前8時と午後17時45分です。

カーレンタル

上記の料金は車種によって異なります(例えば、2006年のトヨタ・プレミオは1日1800ルーブルとなります)。また、6000ルーブルのデポジットも別途かかります。

外貨両替や現金の引き出しは、空港ターミナルにはスベルバンク銀行の支店があるほか、24時間営業中のATMも利用できます。

ウラジオストク客船ターミナル

客船ターミナルは鉄道駅のすぐそばにあって、ウラジオストクの中心地に所在しています。コンクリート製岸壁を備え、昔風の素朴な船客用待合室から現代的な客船ターミナルに変化してきました。運が良ければ、「日本丸」、「Ocean Dream」、「Diamond Princess」、「Pacific Venus」などの大型クルーズ船の寄港をご覧になれます。このような客船はウラジオストク港に1年に数回寄港し、それは市民にとって大きなイベントとなります。

客船ターミナルはウラジオストク、韓国の東海市、日本の境港市の間を毎週定期的に運航しているイースタンドリーム号も受け入れています。ここには土産物屋、喫茶店、現金を引き出せるATMなどが数多く営業しています。ウラジオストク客船ターミナルは毎日8時から17時まで営業し、土日は休業となります。