毛皮製品

高級なお土産品

  • 写真: アルチョーム・ガンジャー
  • テキスト: リャチェンコ・オレーシャ

「ハイヒールで凍った坂道をしとやかに歩く女性」の姿は、冬のウラジオストクの代表的で忘れることのできないストリート・スタイルとなっています。多くの日本人は、ウラジオストクのお洒落っ子たちがこのような厳寒のなかで、「生き延びる」だけでなく、とてもスタイリッシュな格好をしていられることに驚きます。

毛皮のコートはロシア人にとって崇拝の対象、憧れの的、美とステータスの象徴である一方、寒さから身を守る必需品でもあります。1970-80年代には毛皮のコートは贅沢品だったので、その有無や種類で持ち主のステータスを見分けることができました。外交官、将軍、共産党高級官僚の奥様達はミンクやクロテン、国家企業の社長夫人なら北極ギツネやギンギツネ、課長の奥さんクラスだとアストラカンのコートを着ていました。現在では毛皮のコートは特別なものではなくなり、ウラジオストクの女性がほぼ全員持っているくらいになりました。毛皮のコートは「柔らかな金」とも呼ばれ、投資の対象としてもみなされるのです。保管や手入れがきちんとされ、丁寧に着て、素材が良質であれば、コートは20年でも着用することができます。

日本における高級品の消費量は、トップを走る中国に勝るとも劣らないレベルです。ウラジオストクの女性と同様、日本のセレブも、銀座や赤坂などのお洒落な地区へ出かけたり、パーティーへ出かけるとき、毛皮のコートをワードローブから取り出します。北海道では冬の温度はマイナス20度まで下がるので、リアルファーがなくてはならない存在です。日本人にとって本物の毛皮のコートは、選択肢も少なく、輸入税が加算された高価な値段のせいやフェイクファーの質が向上したため、身近なものではありません。リアルファーのコートは高島屋や三越などの高級百貨店では、50万から100万円ほどの値段で売られています。それと共に日本製人造毛皮の品質は世界一と考えられているので、環境に優しいということも加え、今まで本物の毛皮のコートが日本であまり普及しなかった理由は理解しやすいでしょう。しかし最近、ウラジオストクの旅行のお土産として、日本に持って帰られる毛皮の製品が注目を集め始めています。

ロシアでは小売店に良質で手ごろな値段の製品が豊富に揃っています。典型的デザインのヨーロッパなどからの輸入高級品以外に、手ごろな価格のオポッサム、ラクーン、マスクラット、ビーバーなど簡単に手に入るファーを利用した、若手デザイナーによる若者向け製品も幅広くあります。天然の毛皮素材をあしらったドレス、スカート、ジャケット、ストールなど、コート以外の商品も作られています。加工や装飾の技術もだいぶ近代化され、好みのうるさい消費者を満足させる多彩なテクニック、例えば剪毛、染色、レーザー・エンボス加工、編み加工、モザイク、クローシェ、アップリケ、フリンジ、インターシャ、革との組み合わせなどが使われています。

ウラジオストクでは最もクラシックで人気のある毛皮はミンクとされ、その90%が中国から輸入されます。唯一ロシアでのみ生産される毛皮はクロテンで、その品質は世界一とされています。寒冷な気候で飼育された動物の毛は、特に目が詰まっており平たいです。北極ギツネ、チンチラ、ラマ、アストラカン、ムートン、ギンギツネの製品も人気があります。寒い北海道からやって来た寡黙な男性には、ミリタリー系やお洒落なギンギツネの毛皮帽がきっと似合い、秋冬にはフタラヤ・レーチカ市場やボリシェンコ通りの小売店で購入することができます。

ウラジオストクではミンクやクロテンの毛皮コートが、大体10万-20万円で手に入ります。毛皮の帽子は種類によって2万円から5万円ぐらいです。ベストは1-2万円、ショールは2-3万円ぐらいします。毛皮製品のショッピングをご希望される方は観光ガイドに市場や小売店を案内してもらうよう頼んで下さい。正規の店で購入された製品には1年の保証が付きます。購入すると、氷の上を綺麗に歩くビデオマニュアルももれなく付いてきます(冗談です(笑)

ウラジオストクの毛皮店

  • 「スネジナヤ・コロレーヴァ」チェーン店 Svetlanskaya通り45番地 (マールィGUM百貨店)
  • 「ディプロマート」Utkinskaya通り 15番地
  • フタラヤ・レーチカ市場、露店 100-letiya Vladivostoku大通り 105 A番地

ウラジオストクへようこそ

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