「ベルサイユ」ホテル

ここに十分に歴史的な雰囲気が残されていますので、古い時代へ蘇ったという印象を無くさないように、無料のWiFiやテレビが使いたくなくなります。「ベルサイユ」・ホテルへ入るには高くてどっしりした木造のドアを開けてみたら、ロシア帝国時代、例えば最初の顧客が泊まった1909年へ帰ったか、フランス語のベルサイユという名前をソ連の繁栄の時に「チェリュースキン」へと変えた時代に現れたかのように思われてならなくなるほどです。ゲスト・カードへ内容を記入しているフロント係が秘密を漏らしているふりをしながら、5号室に泊まっている米国から戻ってきた女性の商人から、ウラジオストクの湿度に十分耐える夏の婦人帽を奥さんのために買ったらどうでしょうかと言いそうに見えるぐらいです。さもなければ、無造作に「部屋がありません。チェリュースキン蒸気船から救われた船員でホテルがいっぱいです」とソ連式に断言しないのかと思われるほど古き時代が頭に入ります。

ウラジオストク市の最古のホテルの豊かな歴史、その優雅な3階建ての建物や復元された歴史的なインテリアで「ベルサイユ」ホテルが他の競争ホテルとの間にひときわ目立ちます。こうした歴史と接触したい場合、窓が庭に向いているスタンダード・シングルなら5300ルーブル、バルコニーのある三つの部屋からなるスーパーラックスなら27千ルーブルと高く払わなければなりません。価格は2015年の夏と変わりません。ホテルのホーム・ページ経由で予約を入れれば10%の割引を楽しめます。天井の高さや、1990年の大火事の後に写真やスケッチをもとにして復元されたアール・ヌーヴォー石膏装飾が部屋のインテリアで最も息を取るものとなっています。

「ベルサイユ」ホテルは、スベトランスカヤ通りというメーンストリートの始まり、すなわち町の歴史的な中心地に位置しています。ホテルに向かってみると、右側は市内海水浴場や運動用海岸通り、左側にはアルセニエフ名称郷土史博物館並びに実物の水兵シャツやソ連で人気のあった協力オーデコロンを買うことが出来る海軍百貨店があります。「アーク」美術館、沿海地方の州庁舎、コンサートホール、モスクワの有名なアルバート通りと比較されるほどのフォーキナ通りなども近くにあります。数多い喫茶店、レストラン、例えばインド料理レストラン、中華料理店、ドイツのビールレストラン、欧州のカフェー、ただの第1食堂もこの近所に集中しています。それも重要なポイントです。なぜならばホテル専用のレストランでは宿泊料込みの朝食しか保証できません。昼食は発注する必要があります。その場合の平均料金は1000ルーブル前後です(市内の各地に提供されるビジネスランチはその3~4分の1にすぎません)。専用のレストランは午後4時から閉まります

現在のところホテルの中は静かです。部屋の数が42室。長い廊下、その灯りが鈍い。三回秘密にウラジオストクを訪れたホー・チ・ミンや1918年の秋に恋人のために部屋を借りていたコルチャーク提督のように、隠れたい方に最適の場所。ただしかつてソ連時代に専用のレストランへ入るにはコネを持たないと入れない状態だったが、一般人なら1か月前までに席を予約しなければならないほど賑やかで有名でした。陸に帰った船乗りや成功した捕鯨船員が大げさに騒いでいました。

Svetlanskaya ulitsa, 10
+7 (423) 226-42-01
hotel-versailles.ru

ウラジオストクへようこそ

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