新しく生まれ変わった都市

ウラジオストクの橋

ウラジオストクの住民は長い間、橋を夢見ていました。街を半分に分断している金角湾を横断する橋のことを。片方の街北部は歴史の中心部で、その先の郊外にはリゾート地であるセダンカ地区、サナトルナヤ地区、サドゴロド地区があります。他方の街南部は霧で覆われた造船工場、船舶修理工場、その他の軍事工場、漁業港などが位置し、その岬の名称で呼ばれているチュルキン地区です。橋が出来る前には金角湾を一回りするには1時間半ぐらいかかりました。現在は街中心からチュルキン地区まで車で5分ほどで行けます。「貴族的」中心部に住む住民は、いかがわしいチュルキン地区が近くになってしまったと皮肉な発言をしますが、皮肉抜きにしても、ゴールデンブリッジは街の生活を改善したと言えるでしょう。

ウラジオストク住民は100年もの間、橋を夢見つつ、葉書に図を描いたり建築計画を立てたりしていました。21世紀初めに連邦政府がやっと「橋が欲しい?それでは三本とも作ろう」と言い出しました。金角湾の橋、東ボスポラス海峡からルースキー島までの橋、デ・フリーズ半島からアムール湾を通ってセダンカまでかかる橋が計画されました。街はかたずを吞んで奇跡を待っていました。これらの橋は2012年APECサミットまでの三年間で完成する必要がありました。誰もそれが成功するとは信じませんでした。地元の三文文士の多くは、橋の建設が間に合うように完成したら、公衆の面前で自分の帽子を食べ、高級なサントリー・ウイスキーの一箱をまるごと差し上げよう、と公表していました。

このような悲観主義には根拠がありました。ロシアではこれまで、海峡の上に橋を建設したことはまったくありませんでした。またこのような長距離斜張橋もロシアで一度も建設したことがありませんでした。その上、誰もロシアでこのような橋を設計したことはありませんでした。世界中を見渡しても、このような橋を3年で建設した例はありませんでした。解決方法としては、経験がある中国人や日本人を招待することが考えられました。しかし実際は、サンクトペテルブルグで設計し、自力で建設し始め、最後に、世界一良いと言われる斜張ケーブルを持つフランス人の力を借りることにしました。

斜張橋を作るには高い柱が必要になります。それには通常、Aの字の形に建てられますが、ウラジオストクではVの字の形で建設され始めました。楽観主義者はそれが勝利や愛国主義の象徴であると主張し、悲観論者はそれは悪魔の角のようで、絶対失敗に終わると言っていました。しかし、橋の建設は予定どおりに完了され、市中心部と郊外を鉄とコンクリートでつなぎました。懐疑派は、自分の帽子を無理やりウィスキーで流し込むことになりました。おかげで現在、観光客はこれら3本の橋を自由に行き来することができます。

橋についてのあれこれ

デ・フリーズ半島からアムール湾を横断する橋:全長4362 m – ロシアで3番目に長い

ルースキー島への橋:パイロンの高さ‐324m、径間の長さ – 1 104 m(建設当時世界最長)、 全長3100m、水面からの高さ – 70 m

金角湾を横断する橋: パイロンの高さ-226m、径間の長さ – 737 m, 全長 1 388 m, 水面からの高さ – 60 m.

ウラジオストクへようこそ

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