酢豚を食べたい方はスポルティーヴナヤ市場内にある食堂へ行ってもいいですが、酢豚に加えて祭りの気分を味わいたい方は中華料理レストランに行った方がいいでしょう。街中の中華レストランの多くは、食堂に少し手を加えたようなものですが、例外もあります。
インターネット上の世論調査の結果によると、「ツァプリャ」は数回にわたりウラジオストクのベスト中華レストランと認められました。通りを思わせるインテリアデザインは、レストランの所在地によってインスパイアされたものです。当店は旧「ミリオンカ」街の中心部に位置しており、昔はこの区域に百万人の中国人が住み、中華料理屋があちこちにありました。
メニューには中国東北料理だけではなく、四川、広東、上海、またタイやマレーシアなどの料理もあります。ウ・ユイ・ルン調理師は長く北京の「ザ・グレート・ウォール・シェラトン」ホテルに勤務し、現在もたまに新しい調理法を探りに中国へ帰っています。本場の味を達成するために、調味料や特別の材料は中国から仕入れされています。例えば、鮫のひれは香港から干物の形で取り寄せられています。
毎晩8時からライブ音楽が演奏されています。人気のため満席の場合もありますので事前に予約するのをお薦めします。8人以上のグループで1人当たり1200ルーブル(約2300円)以上注文する場合は、シャンパンとビールを除いたアルコール持ち込みが可能です。
Pogranichnaya Str. 10, 電話: +7 (423) 220-52-94, 営業時間: 12:00–01:00
東洋茶屋は市内で一番歴史のある中華レストランであり、1996年から営業しています。ここはいつも美味しい料理を提供するだけではなく、料理の改善や新メニューの工夫に常に力を入れています。フュージョン風最新メニューの一例は、車エビの天ぷら甘マヨネーズソース( ポテト・スライス付き) です。
レストランのシェフは中国東北地方出身なので、メニューは本格的な中華料理とほぼ変わらないですが、多少ロシア風にアレンジされています。しかし、ハルビン・サラダ(メニューでは「東洋サラダ」の名称)などいくつかの有名なメニューは、中国のレシピにそって調理してあります。当レストランの自慢は、「中国式サモワール」という客参加型の料理です。卓上には熱々のだしスープ、野菜や海鮮などの材料が別々に置かれ、来客はそれらを好みで入れて自分流のスープを作ります。
金、土曜・祝日にはライブ公演やダンスなどのエンタメ・プログラムも用意しています。演奏される曲はほぼロシアのポップ・ミュージックです。また、1200ルーブル(約2300円)以上注文するとアルコールの持ち込みが可能、という中華レストラン特有のサービスも利用出来ます。
Vseveloda Sibirtseva Str. 15, 電話: +7 (423) 222-21-65, 営業時間: 12:00–23:59