1884年に研究者、公共事業家、コレクターが集まり、アムール地方研究会の博物館として創立されました。1890年9月に博物館の建物が一般の観客に開放されました。現在ウラジオストクでは本館(スヴェトランスカヤ通りとアレウツカヤ通りの交差点脇)、都市博物館(ペトラ・ヴェリーコゴ通り6番地)、旅行家アルセニエフの家博物館(アルセニエヴァ通り7B番地)、官僚スハノヴァの家博物館(スハノヴァ通り9番地)の4つの分館を訪れることが出来ます。主な展示会は20世紀の都市建築遺産であるスヴェトランスカヤ通り20番地の本館にて行われています。
本館は極東最大の総合商社の一つであった「チューリン&カシヤーノフ商会」の共同所有者ワシリー・バビンツェフによって建設されました。博物館の倉庫には多くの展示品(全部で600万点ほど)が収集されていますが、展示スペースが9つしかありません。従って街や地方の歴史、文化の常設展示が、たびたび特別展と隣り合って展示されています。
ビクトル・シャライが館長に就任した2011年以来、博物館には大きな変化がありました。ホールが改装され、展示室はマルチメディア・サービスが完備されました。全てのホールにはWi-Fiがあり、写真撮影も許可されています。館内活動が新しい形態に進化し、博物館が文化教育プラットホームになり、館内では講演、円卓会議などが行われています。博物館は進化し、発展し、興味深い現代的な施設となりました。