頑健な車両が山を下りる

ケーブルカー

ケーブルカーはウラジオストクで既に50年以上動いています。鷲ノ巣丘を上下に運行する2台の車両は市民だけではなく、観光客にも愛されています。ルートの長さは180メートルで、下の乗り場と上側の乗り場の間の高度差は70メートルとなっています。車両はこの距離を2分間で走行しています。この2分間の間に車両の窓から市中心地の景色や金角湾を眺めることが出来ます。運賃は15ルーブルです。

ウラジオストクのケーブルカーは、サンフランシスコの有名なケーブルカーの遠い親戚です。しかしサンフランシスコのトラムは線路の下に敷いてあるロープによって動かされ、長い時間傾斜の緩やかな線路を走っているが、ウラジオストクのケーブルカーは、プーシキンスカヤ通りとスハーノヴァ通りを繋いで鷲ノ巣丘を上り下りするだけの、2台のみの車両です。

ウラジオストクとサンフランシスコの比較は、この都市がまだ姉妹都市ではないことが不思議なほど、しょっちゅう挙げられています。1959年にアメリカからウラジオストク経由で帰る途中、ソ連のリーダーだったニキータ・フルシチョフがここにソビエトのサンフランシスコを建設する、という計画を公表しました。その後、街のイメージを大きく変えた「大ウラジオストク」というプロジェクトが発足されました。1962年にはソ連で初めてで唯一のケーブルカーがオープンされました。現在ロシアにはケーブルカーがソチとウラジオストクの2箇所にあります。その独自性や金角湾へ広がる景色のおかげで、ウラジオストクのケーブルカーは短い走行距離にもかかわらず、有名な観光スポットとなりました。183メートルは1.5分の乗車に当ります。確かに短い楽しみですが、きっと鮮やかな思い出として残るでしょう。

「聖なる」運転室へのグループ視察の手配も可能です。予約は下記の電話で承っています。

視察料金:1人当り70ルーブルで、最小限10人のグループから催行

Pushkinskaya, 25A
+7 (423) 273-96-93
7:00–20:00

ウラジオストクへようこそ

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観光ビューロー「ヴレーミャ・ゴーロダ(街の時間)」

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「鷹の巣」展望台

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ウラジオストクを散歩しながら:ルート1番「歴史に溢れている町」

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