これは喜ばれます。なぜかと言うと、調味料は味を爽やかにします。また、先ほど食べたばかりの料理の口直しになります。血をさらさらとさせ、味は涙が出るほどピリッとします。西洋わさびは、ロシアの家庭で無くてはならないものとなり、どの菜園でも育っています。ピクルスの形で買うとすれば、市場で自家製のものを買うのがベストです。普通の店で買うのとは素材が全然違います。西洋わさびをロシア語で言いますと「フレン」という言葉になりますが、この言葉はわさびと同じように注意が必要です。男性のアレも「フレン」と言います。砂糖、塩や酢で味が整えてあるすりつぶした白根の缶です。一度開けてみて下さい。匂いを思い切り嗅ぐと、気絶することもありますので、ご注意下さい。包丁の先っちょでパンや肉、また魚に載せ、舌に当たらないように、ひっくり返すという食べ方をお薦めします。口のなかで辛さが爆発するように感じたら少し待って、噛んで、涙を拭いてからまた食べます。ロシア人にとって西洋ワサビを食べるスキルは、ウオッカをいっきに飲む腕前ほど重要です。
この食品は世界中探してもここ以外、どこにもありません。この土の匂いや塩辛い味は独特で、他の食品とは絶対混同されません。ウオッカに一番良く合うつまみです。チチタケは、普段たるや大バケツで販売されています。適切な商品を選択するには、割と大きくみずみずしいのを選んだ方がいいでしょう。かさは手のひらの大きさほど大きいのがあります。そして、ジャガイモをゆでて、バターを加えます。冷蔵庫からウォッカをとります。一杯をやって、きのこで口直しをします。そして、パンの匂いを嗅ぎ、冷たい肉の上に西洋ワサビを載せ、また食べます。丁度わさびを食べる順番で。それから同じ食べ方で繰り返して食べます。
今の時代にはかなりの珍品なのですが、市場ではまだ見かけます。ロシアではリンゴを干すより、たるに入れ、フサスグリやチェリーの葉を加え、塩や蜂蜜の水を流し込んで漬けていました。たるの中のリンゴが1ヶ月ぐらい発酵してから柔らかく、美味しく、透明になっています。
忍耐強い人によって沿海地方のみで作られています。ノイバラは海沿いに育っている野生バラ科の一種です。棘があるため、採集が結構難しいとされています。その実は割りと大きく、コインほどの大きさをしています。各個を切ってから種を省き、時間と手間がかかる加工となっています。その分、バラの香りと酸っぱくて甘い味の世界一洗練された高価なジャムになります。愛しい人のためのごく貴重なお土産です。この食品は量が少ないため、普通の販売場所、スーパーなどではあまり見かけませんが「Port Café」なら在庫しています。
沿海地方のタイガでは3種類のマタタビがあります。その実はキウイに似ていますが、その倍ぐらいかぐわしく、美味しい味です。ジャムはお茶に合います。また、クラッカーにスプーンで乗せて食べられます。そして、紅茶の一呑みをし、月見をします。
ロシア語では「リモンニク」と言いますが「レモン」に全く関係はありません。これはタイガで蔓で育っている、真っ赤なベリーの一種です。一般的なロシア人はレモン入りの紅茶が好きですが、沿海地方のロシア人が朝鮮五味子入りの紅茶が大好きです。蔓はぐるぐるっと丸い形をしています。枝を切ってお湯を入れてから1分間後、部屋にはかぐわしい香りが漂います。ジュースの形でも販売され、砂糖と一緒に紅茶に入れるか、またウオッカの一杯にも加えて飲むこともあります。
ウラジオストク産の松の実が本当の松の実です。松かさを買ってみて下さい。まるでパイナップルみたいです。お皿の上に置けば、1日が経ってから部屋が松の森の香りをします。ナッツは実をとり、焼いてから食べ物に調味料として加えることも出来ます。ロシア人は松の実をウオッカに浸しています。
市場のおじさんやおばさんから、もしくは「Port Café」で買った方が一番です。この蜂蜜は日本の蜂蜜と違います。砂糖シロップとは全くの別物です。沿海地方での蜂蜜は古代インド蜂の親戚である、特別な蜂によって採集されています。この一種の蜂は霧の中、また低温度などの環境で飛べますので、その活動期間は4月から10月末までとなります。沿海地方の蜂蜜は咲いている植物によって区別されますが、それぞれ色と濃度が違います。まず手始めにリンデン蜂蜜、花の蜂蜜とキハダやアラリアの蜂蜜を買って、比べてみて下さい。また、蜂蜜以外に、健康にとって非常に良い効果を持っている蜂ろう(プロポリス)、蜂房のなかの蜜、山蠟などの蜂蜜関連商品も豊富に揃えています。