巨大なクルーズ船を見てびっくりする

9288キロのシベリア鉄道の終点はウラジオストクです。ユーラシアを横断する偉大な道は、モスクワからウラジオストクまで、ロシアの各都市を結んでいます。シベリア鉄道の終点であるウラジオストク駅の横に、日本、オランダ、バミューダ列島、バハマ列島等の旗を揚げたクルーズ船が停泊する船ターミナルもあります。噂のプリンセス・シリーズのクルーズ船「Gem」「Royal」「Grand」等もウラジオストクに寄港しています。

高いビルと同じぐらいの大きさで、宮殿のような贅沢なクルーズ船を目の前で見ると、圧倒されます。現在、ロシアで大型クルーズ船を直接受け入れているのは、サンクトペテルブルグ港、ソチ港、ノヴォロシースク港とウラジオストク港、わずか4か所です。クルーズ船が来た時には、ウラジオストク市民が大勢船ターミナルに集まり、入港している船を見て、歓迎します。 大型クルーズ船と比べると、金角湾の海岸に沿って停泊している普通の船はおもちゃのように見えます。オケアンスキー通りからも、Fresh Plaza側を港に向かって歩くと、「プリンセス」の規模がわかります。

クルーズ船がウラジオストクに停泊している間、数百人から2500人までの乗客と、スタッフの一部が船を降ります。グループツアーで市内観光をする人もいれば、個人でフリー観光する人もいます。このような時にウラジオストク市内を散歩すると、クルーズ船で来た外国人に必ず何度も会えるので、交流するのにいいチャンスです。きれいな女性は、何度も「一緒に写真を撮ってもいいですか」と聞かれるようです。歩行者天国のフォーキナ通り(アルバート)とスポーツ湾の沿岸通りは観光客で賑わい、どこでも外国の言葉が聞こえます。地元の若者たちは外国の若者と一緒にウラジオストクの一流のバーやクラブに向かいます。クルーズ船停泊中は、国際友好の雰囲気が漂うひとときです。

クルーズ船は、大抵どこの港でも1日しか泊まらないので、乗客はその1日でウラジオストクの市内観光を十分に満喫し、さらに郊外にも出たりします。例えば、シベリア鉄道を電車に乗ってウラジオストクの郊外にあるウーゴリナヤ駅まで行くツアーもあります。地元の人にとっては、あまり刺激のないルートに見えるかもしれませんが、それは自分の国の規模を意識していないからです。シベリア鉄道というのは世界で一番長い鉄道で、広いロシアとその果てしない大地を横断する鉄道に関心を持っている外国人も多いのです。

初めてウラジオストクを訪れた外国人は、大抵いつも感動して、一生記憶に残る思い出ができます。

2016年度のクルーズ船の寄港のスケジュール

Artania
3月18日
Nippon Maru
5月15日
Costa Victoria
5月18日
Sun Princess
7月17日
Pacific Venus
10月20日

ウラジオストクへようこそ

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