海軍の街のお土産に

「フローツキー(艦隊)」デパート

ウラジオストクや海、艦隊をテーマにしたお土産をお探しなら、中心部スヴェトランスカヤ通りにある「フローツキー(艦隊)」デパートが一番品ぞろえが豊富です。ここは1953年に開店し、ウラジオストクでは最も古い店舗の一つでもあります。太平洋艦隊の兵士や軍事学校の生徒が、制服、シャツ、水筒、水兵帽、軍服その他用品を買いそろえる場所がこのデパートです。これらの海軍グッズは旅行客も買うことができます。また、警察の制服や軍服もこのデパートで買うことができます。

デパートの一番の人気商品は縞模様のシャツです。月間販売数はおよそ1000着になるといいます。デパートには縞模様のシャツのコーナーがあり、起毛素材のもの、木綿素材のもの、長袖に半そで、子供用から大人用まであらゆる種類のシャツが用意されています。縞模様にもいろいろな色があります。紺色は水兵、水色は落下傘部隊、緑色は国境警備隊、ピンクは非常事態省、黒は海兵隊です。海軍の日にはウラジオストク市民が縞模様のシャツを身にまとって街に出ます。

軍用品以外にも、Tシャツ、トレーナー、色々なフレーズや軍艦の写真、有名な提督の写真などのマグネットなど、艦隊をテーマにしたお土産が豊富に用意されています。ウラジオストクをテーマにしたお土産のコーナーも別途あり、オリジナルの金属版画や、金メッキの帆船、ウラジオストクと沿海州の紋章、トラのミニチュアブロンズ像などを買うことができます。お土産はすべて地元で製造されているものばかりです。

デパートには外国人旅行客も数多く訪れます。人気の商品は、旗、バッジ、水筒、水兵ナイフなどロシアやソ連のシンボルのあるものです。プーチン大統領の肖像Tシャツは、中国人旅行客に特に人気があります。

ロシアの民族・地域的シンボルについてですが、ロシアの国の紋章は赤い背景に双頭の鷲です。帝政時代のシンボルだったものですが、現在では王冠は国の主権を表し、杖が法の優位、宝珠が民族の統一をシンボル化しているという新しい解釈がなされています。シベリアや極東では、鷲の二つの頭がロシアのユーラシアとしての魂を表しており、西にも東にも開かれているという点を好んで強調しています。

ウラジオストクや沿海州では、鷲よりもこの地の丘を支配するトラをシンボルとして選びました。トラは1883年に制定されたウラジオストクの紋章にはいっています。トラの隣には錨と海軍(アンドレーエフ)旗が描かれています。ウラジオストクに続いて沿海州ナジェージジンスキー地区もその紋章を打ち出し、紋章と旗に沿海州南部に生息するアムールヒョウを表現しました。

日本の姉妹都市と同じく自然のシンボルを公式に制定しているのは、ロシアではウラジオストクのみです。1994年に著名な植物学者のシギズムンド・ハルケヴィチ教授が提唱し、ウラジオストクとその近郊に繁殖し、非常に美しいピンク~紫色の花をつける低木樹カラムラサキツツジがシンボルの花となりました。民間ではこの植物を、 「バグリニク」と呼んでいます。

ソ連を懐かしく思う人向けには、デパートの香水売り場がいいでしょう。ここでは軍人がよく使っていた安いオーデコロン「シープル」や、香水「赤いモスクワ」など、文字通り昔懐かしい香りをかぐことができます。デパートの話では、これらの商品を今でも定期的に買う人がいるそうです。

デパートのスタッフは、ほとんどが40年以上勤続のベテランで、商品の内容を良く知っています。ですから旅行客へのアドバイスも上手で、ウラジオストクでの旅の日々がずっと記憶に残るようなお土産をお薦めしてくれます。

Svetlanskaya ulitsa, 18
+7 (423) 241-30-03
10:00–19:00

ウラジオストクへようこそ

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