ウラジオストクには2003年から今まで6回(2003年、2004年、2006年、2010年、2011年、2015年)伺っていますが、コンサートには老若男女を問わず、いつもたくさんの方々が来てくださいました。初回のコンサートに来てくれた当時13~14歳だった少年が、大人になってまたコンサートに来て「あなたの演奏がきっかけで音楽に目覚めて、今ではバンドを組んで頑張っている」とわざわざ言いににきてくれたことがあり、嬉しかったのを覚えています。
私の音楽はジャズですが、ジャズにも色々な種類やスタイルがあります。私は「アコースティック」が基本身上で、マイクで音を大きくするのではなく、なるべく自然な「生の音」を大切にします。そのため繊細なところも多いのですが、ウラジオストクのお客様はそういうところは静かに聴いてくれて、一曲一曲演奏が終わった後は大きな拍手、コンサートが終わったらスタンディング・オベイション・・・と、すべてのコンサートが本当に素晴らしいオーディエンスだったという印象です。